PREP法とは
わかりやすく説得力があるとされる文章構成
初めに結論(point)から話す。
次にその理由(reason)を説明する。
そしてその事例、具体例(example)を挙げる。
再度、結論(point)で話をまとめる。
考察
point
結論から話すのが肝
最も伝えたい重要な事を確実に伝えることができる。
聞き手にはこの話がいつまで続くのか、結局何が言いたいのか、わからなかった
長々と聞かされたけど興味のない話だった
といった事態を避けることができる。
欲しい情報かすぐわかるし、結論だけで事足りることもある。
まず、
結論から話すといっても相手がどれくらいそのことに興味や関心があるのか把握する必要がある。
興味、関心がなければ右から左に聞き流すだけだからだ。
少しでも興味、関心を引くような導入をしてから本題に入るべきである。
また、どんな相手に話すのかも考慮して、話す内容は最適化するべし。
知識がないのか、詳しいのか、どういう立場か、肯定的か否定的かなど。
reason
説明は簡潔に、難しい言葉や専門用語も必要な場合のみ用い、
相手が理解、納得することにフォーカスするべし。
相手の質問に対しては、しっかりと相手の質問に対する答えとなることを
誠実に答えるよう努力することが重要だ。
example
説明をしてから具体例を挙げる
具体例を挙げながら説明する
何が違うのか?なぜ前者のほうが効果的なのか?
おそらくツァイガルニク効果を利用しているのだろう。
ツァイガルニク効果とは 達成された事より、達成できていない事や中断された事のほうが気になってしまう
現象のこと。クイズ番組の答えはcmの後で、でおなじみ。
説明を聞いただけではそれが本当かはわからない、信じていいのかも判断できない状況を
あえて作ってから、具体例を挙げてその証拠と為す。
疑問が生じたところで、府に落とすテクニックではないだろうか。
はじめの結論についても、ツァイガルニク効果は作用する。
それが意外な事実や信じがたいことであるほど
その理由が知りたくなる、理由がわからないままでは気持ちが悪い効果がある。
そしてそれを納得させる為には確かな証拠が必要となる。
意外な事実と確かな証拠、これがあるとき、prep法は最適ではないだろうか。
point
相手が理解、納得したところで、再度結論に至ることができる。
相手の疑問点、懸念点などないか確認するべし。
いくら上手く説明できたとしても、相手が理解できなければ意味がない。
*注意点
結論ありきで都合のいい理由や具体例だけを取り上げ、都合の悪いこと、相反することには言及しないで構成することもできる。
虚偽の説明、証拠の捏造などがある場合も、prep法の構成によって、クイズの答えがわかってスッキリするように、理解、納得が達成されると脳はそれ以上働こうとしないため気付きにくいのではないだろうか。
わかりやすくて説得力があるというのは、主張のおかしさや信憑性にまで想いが至りにくいためでもある気がする。
ディスインフォメーションにも使われているだろうから注意すべし。